Ads by Google
新しい記事を書く事で広告が消せます。
シャンフォール その1
自惚れは苦しみの源泉である。自惚れが消えたときから、人生の幸福な時期が始まる。美しさが衰えかけたとはいえ、まだ相当きれいな婦人でも、己の自惚れによって不幸にもなるし、滑稽にもなる。
世の中で非常に活動している人間は、すべて鈍感な人のように思われる。というのは、世の中には心を惹きつけるようなものが何ひとつ見出せないからである。
あまりにも卓越した性質は、しばしば社会生活を不向きにする。われわれは地金を持って市場へ出かけず、小金を持って市場へ出かける。
良寛 その1
いかなるが苦しきものと人問わば、人をへだつる心と答えよ。
たとえ恆沙(ごうしゃ)の書を読むとも、一句を持するにしかず。
上をうやまい、下をあわれみ、生あるもの鳥けだものに至るまで、なさけをかくべきこと。
ジョン・ラスキン その1
この世のすべての人間が働くことは神の御心である。だがそれと同時に、働けば誰でも幸福になれるということも、明らかに神の御心である。
その人に適した仕事についていると、ちょうど実り多き果樹から美しい花が咲き出るように、仕事の中から楽しみが咲き出てくる。心から人に手をさし伸べる、思いやりのある人間になれば、感情全体がいつも落ち着いて深味が出るとともに、ちょうど心臓の鼓動が体に絶えず活力を与えるように、その人の魂を生き生きとさせる。
武田信繁 その1
家中の郎従に対して、慈悲の心が肝要である。家来の者が病気で苦しんでいる時は、たとえ手間がかかっても、心をこめて指図を加えてやりなさい。臣下の身を、自分がノドの渇きのように思うことだ。
古語に、良薬は口に苦く、病気には効くとある。また、曲がった木材も墨縄をあてて切れば、真っ直ぐに切れるように、主君も諌めに耳を傾ければ聖人になれるともいわれる。このように人の諌言は素直に受け入れることが大切なのだ。
身分の高い低いにかかわらず、老いたる者を見下げて軽んじてはならぬ。古語にいう。老いたる者は父母のごとく敬え。
父母には、いささかも不孝をしてはならぬ。兄弟に対してぞんざいな扱いはいけない。自分の力量が及ばないことは発言すべきではない。いかなる時も嘘偽りをいってはならない。他人を陥れるため、悪口をいう者を許してはならない。


